染芸展出品作のお洒落着

 
新型ウイルス感染防止のため公開中止となりました今年の染芸展の出品作の染めの紹介です。


ぼかし屋としは初めての試みで、地色のぼかし染にズレをいれて、遊び心のあるお洒落着にしました。
一点染めなので染め作業の始めは仮絵羽仕立てした白生地に下絵を描くことから。


下絵が描けた状態で仮絵羽仕立てをほどき、反物の状態に戻して染め作業に入ります。


糸目糊、地染などを経て、一番友禅染らしい作業、色挿しへ。


紫系の色合いで蘭の花散らしです。

ポイント撮影。花びらをぼかしながら色挿し中。



染料を塗った直後でまだ乾いていない状態です。



全体で見て色の調子が合うかどうか、このように着物の形に掛けて確認、調整して染めの作業を終えます。
蒸し、水洗い、湯のしを経て染め上がり。
本当の仕立てではなく上げ絵羽仕立てという仮縫いをして展示や試着に備えます。
今回の制作のおもな目標だった「足の長~いぼかし」は綺麗に上がったと思います。


追記: ぼかしの足って?
     色の濃淡をつけて染めるのがぼかし染め。
     色の一番濃いところから薄くなり始めて、一番薄く色が無くなるところまでの距離を「ぼかしの足」と呼びます。足が長いとなだらかなぼかし、足が短いとキュッと色が終わる切りのよいぼかしとなります。

お知らせ | 11:34 PM | comments (x) | trackback (x)

ページのトップへ