お知らせ

 
新型ウイルス感染防止のため公開中止となりました今年の染芸展の出品作の染めの紹介です。


ぼかし屋としは初めての試みで、地色のぼかし染にズレをいれて、遊び心のあるお洒落着にしました。
一点染めなので染め作業の始めは仮絵羽仕立てした白生地に下絵を描くことから。


下絵が描けた状態で仮絵羽仕立てをほどき、反物の状態に戻して染め作業に入ります。


糸目糊、地染などを経て、一番友禅染らしい作業、色挿しへ。


紫系の色合いで蘭の花散らしです。

ポイント撮影。花びらをぼかしながら色挿し中。



染料を塗った直後でまだ乾いていない状態です。



全体で見て色の調子が合うかどうか、このように着物の形に掛けて確認、調整して染めの作業を終えます。
蒸し、水洗い、湯のしを経て染め上がり。
本当の仕立てではなく上げ絵羽仕立てという仮縫いをして展示や試着に備えます。
今回の制作のおもな目標だった「足の長~いぼかし」は綺麗に上がったと思います。


追記: ぼかしの足って?
     色の濃淡をつけて染めるのがぼかし染め。
     色の一番濃いところから薄くなり始めて、一番薄く色が無くなるところまでの距離を「ぼかしの足」と呼びます。足が長いとなだらかなぼかし、足が短いとキュッと色が終わる切りのよいぼかしとなります。

お知らせ | 11:34 PM | comments (x) | trackback (x)
3/1追記

下記にご案内の今年の染芸展の公開は中止
         となりました。
残念ではございますが、新型ウイルスの感染防止のために さして広くない会場に大勢で集まる展示は避けた方がよいとの判断に至りました。

ぼかし屋出品作は後日、このブログに掲載させていただきます。
ご来場を予定して下さった方々には厚くお礼申し上げます。
またの機会によろしくお願いいたします。
<(_ _)>





会期中はおもに友禅染の体験コーナーにおります。
浅草、雷様にお参りのついでがありましたら、お立ち寄りくださいませ。


お知らせ | 12:26 PM | comments (x) | trackback (x)
   謹賀新年

昨年は、オリンピック出場国の一つ、モナコ公国をテーマにした振袖を作るという貴重な経験をいたしました。
全体を国旗と同じ赤白に染め分け、国の花カンパネラ、その向こうに王宮、そしてグレース公妃にちなんだ大輪のバラを散らせた図案を、東京手描き友禅の技法で染めました。


  下絵から染め上がりまでの染色作業風景





昨年中はことのほか多くの皆さまにお世話になりました。
ご注文くださったお客様はもちろん、デザインに合った生地を探して下さった白生地屋さん、珍しい色調を出すために相談にのって下さった材料屋さん、作業についてアドバイスして下さった先輩方、手助けして下さった方々、心よりお礼申し上げます。
今年も少しずつ前進してまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

今年もこの「きものブログ」にて、ぼかし屋の作業風景や、広く着物や友禅についての話題を取り上げでまいりたいと思います。
モナコ公国の振袖の染めについても順次ご紹介いたします。

ブログ、ホームページには自動的にメールを送信できるお問合せ票がついております。
着物のご相談、ご注文だけでなく、ブログの感想など大歓迎です。
お気軽にご利用いただければ幸いです。

ぼかし屋友禅 宮崎桂子


お知らせ | 10:47 PM | comments (x) | trackback (x)
東京都工芸染色協同組合 七支部員で染め帯の展示を行っております。



ぼかし屋の出品は、前回ブログで染め風景をご紹介した橘の染め帯一点です。
糸目糊がとれてスッキリした写真です。


お太鼓に締めるとこんな感じ。


表参道にご用の節はお立ち寄りくださいませ。
明日28日は会場におります。

お知らせ | 11:19 AM | comments (x) | trackback (x)


手描き友禅ではよく模様の中をぼかして濃淡をつけます。
模様が立体的になるのと、手描きならではの優しい雰囲気が出るためです。

ぼかしで活躍するのが片歯刷毛(かたはばけ)です。


右から4本が片歯刷毛、残る2本は丸刷毛。
比べると片歯刷毛は薄く先端の片側だけが少し尖らせてあるのでこの名前があります。どちらもぼかしで使われますが、片歯刷毛の方が細かい作業に向きます。
片歯刷毛に番号がついていて、大きな番号ほど大きな面を一気にぼかすことができます。


複雑に組み合わさった薔薇の花びらを立体的に見せるためにぼかしているところ。


色はあらかじめ濃淡で複数揃えます。


色調によりますが、このように大きな花は花弁一枚ずつぼかしていきます。


ここでは5番、6番のサイズを使いました。
水を含ませた片歯刷毛の尖った方にだけ染料を含ませて塗ると水の助けで染料が濃淡にぼかせます。


全体の色を挿し終ると大輪の花出来上がりです。
最後に糸目糊が抜けるとスッキリします。
さらに大きいと丸刷毛も併用することもあります。

手描き友禅の模様色挿しで使用する刷毛は片歯刷毛、丸刷毛、牡丹刷毛など。
ぼかしの雰囲気によっては染め筆のままぼかすこともあります。
とても細かい所や、尖った先端などには面相筆の穂先も使います。
先人が工夫して生み出してきた刷毛や筆、頼りになる道具です。
作ってくださる職人さんに感謝<m(__)m>


お知らせ | 08:34 PM | comments (x) | trackback (x)




ぼかし屋宮崎は主に友禅染の体験コーナーにおりますが、今年は申し訳ないことですが、都合により最終日3/3は会場におりません。

浅草雷様の近くです。お参りのついでがありましたら、お立ち寄りください。
どなた様でもご自由に見ていただけます。友禅の体験は所用一時間くらいの方が多いようですよ。今年は秋草柄です。お試しください。


追記→染芸展が無事終了しました。


幾度も製作している紫陽花の図柄です。
今回はちょっと雨が降り過ぎな感じではありましたが、ご好評頂きました。
お知らせ | 11:30 PM | comments (x) | trackback (x)

新しい年となりました。



昨年中は多くの皆様にお世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。

新年早々なのですが、ぼかし屋からお送りした年賀状の一部で宛先面と挨拶面が配送中に剥がれてしまった事件が起こりました。接着処理が甘かったようで、郵便局から連絡があって分かったのです。
宛先だけの年賀状が届いた方がいらっしゃいましたら犯人はぼかし屋<(_ _)>、宮崎です。ご一報くださるようお願いいたします。失礼をお詫びしたいと思います。

さて毎年お花の飾り付けが楽しみな元日夜放送のウィーンフィル ニューイヤーコンサート。NHK Eテレで楽しみました。
今年のフラワーアレンジメントはとてもとてもシックでした。



クリーム色からオレンジ色までの同系色でまとめられていました。


アップになると蘭やバラなど豪華な顔ぶれですが、
遠目にはやさしくホールの金色になじんでいました。私好みでした(^^♪

今年は日本オーストリア修好150周年とのことで、楽友協会の資料室で特別展示をしているという案内も放送されました(行けませんが(^^;)
明治時代のお雇い外国人が帰国後にオーストリアに日本の楽曲を紹介した楽譜集


表紙の絵は今も昔もヨーロッパの方が好みそうな日本の文物。
今も変わらないところが面白いですね。

明治期に幸田延(こうだのぶ)さんという女性が楽友協会の音楽院に留学
した時の学生登録証
。真ん中に氏名が書かれています。


日本に戻ってから東京音楽学校を設立、山田幸作や滝廉太郎を教えた方だそうです。
パイオニアの中に女性もいたと思うと嬉しいですね!(^^)!


お知らせ | 10:52 PM | comments (x) | trackback (x)

少し前の朝日新聞記事です。



ニューヨークのメトロポリタン美術館で所蔵品のうち著作権の切れた美術品などを公共の財産、パブリックドメインとして誰でもいつでも見られるようにネットで公開しているというものです。
フェルメールやゴッホなどの作品のデジタル映像37万点以上を常時ホームページ上で公開していて、見せてくれる公開だけでなく、ダウンロードして印刷も自由に出来るのです。さっそく試してみました。

美術館名 Metropolitan Museum of Art ですぐにホームページにヒットします。
※(ホームページの図柄はどんどん更新されるようです)


右の隅にあるsearchをクリックしますと、
探したい情報を入力するボックスが出てきます。



鈴木其一」を探してみます。
一覧が出てきました。


一昨年東京に来た「朝顔」も見えますね。


芥子図」画像を選んで印刷してみました。


フェルメール」も探してみました。


新聞記事に取り上げられていた「水差しを持つ女」も出てきました。

なかなかの質で印刷出来ました。


画家の名前を横文字で入力する手間はあるものの絵が好きな人には朗報です。
大きく印刷してフレームに入れたり、壁に貼ったり、色々楽しめそう!(^^)!
ぜひお試しください。

ちなみに記事では公共財産に対する日本の美術館の対応の遅れも指摘されています。
東京国立博物館は所蔵品について、撮影は自由ですが、ネット公開はしていません
自由に撮影した写真が着物作りにどれほど役立つかを思えば、気軽に行ける距離に住んでいることを幸運と思いますが、本当は先人たちの遺してくれた財産による恩恵は、居住地に関わらず受けられるべきですよね。せっかくネットの時代なのですから。
ニューヨークで出来て東京に出来ないはずはありませんよね!


お知らせ | 11:04 PM | comments (x) | trackback (x)

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この週末は染芸展が開かれます。
浅草の雷様からもほど近く。お参りのついでがありましたら、お立ち寄りください。

会場の一角に友禅体験コーナーがございます。
色挿しして額絵になる一枚を染めます。お時間あったらこちらもぜひ。
お越しくださる場合はぼかし屋電話番号までお知らせください。



3月15日 追記

染芸展が無事終了いたしました。
体験コーナーなど、多くのお客様にご来場いただき
ありがとうございました。

お知らせ | 10:31 PM | comments (x) | trackback (x)
東京手描友禅の先輩方の「しゃれ帯展」に参加させていただいて数年経ちました。
早いもので今年も会期が近づきました。





染め帯だけの展覧会
で、会場は画廊。
絵画を見るように気軽にご覧になれます。お立ち寄りくだされば幸いです。
    (29,30両日会場におります)

参考までに、同じ表参道駅が最寄りの根津美術館では同時期、ちょっと変わった展覧会が開かれています。

ほとけを支える
―蓮華・霊獣・天部・邪鬼―

https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

仏教美術の勉強になりそうです。

お知らせ | 11:45 PM | comments (x) | trackback (x)

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