2023,04,12, Wednesday
今回は見た展覧会のルポではなく、お勧め展覧会の情報です。見ることが出来たら、後日ルポしたいと思います。
(画像は展覧会チラシとNHK Eテレのアートシーンより)
① ヨーロピアン・モード展
特集 アールヌーボーってなに?
文化学園服飾博物館(新宿駅南口)にて。5月20日まで。
https://museum.bunka.ac.jp/exhibition/
当ブログ「きものブログ」は着る物ブログなので、ぼかし屋としては絶対に見に行きたい展示です。
日本でまだドレスに縁がなかったロココ時代の、つまりまだ江戸時代のヨーロッパの服飾が見られて、新しくはクリスチャンディオールまで展示されているようです。
② 「江戸絵画お絵かき教室」展
描くという視点から江戸絵画を楽しむ。
府中市美術館 (東京都府中市)
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/index.html
江戸の画家たちがどんな技法で、道具で、材料で絵を描いていたのかを紹介する珍しい切り口の展覧会。面白そうです!
琳派の画家たちが多用していた「垂らし込み」や、伊藤若冲の技法として有名な「筋目描き」「裏彩色」などを、どのような手順なのか、分かりやすく教えてくれる展示のようです。
伊藤若冲 「雨竜図」
筋目描き→墨で描いた時に、墨の成分より先に紙に水分が走る性質を利用した描き方。水分が輪浸みのようになる感じ。お習字で経験ありませんか。
NHKのEテレ、アートシーンでも紹介されていました。
絵具で使う顔料や膠(ニカワ)
すべて自然界にある金属や石、貝などが原料
下から2段目、左から2個目の「べんがら」は鉄粉で防腐効果があり、木材の塗装によく使われたものです。京都祇園の「べんがら格子」が有名です。
緑青といっても種類があるのですね。
材料の違いはもちろん、砕く細かさが違っても違う色になるとか。
日本画の経験がない者としては勉強になります。
どのように筆を運んだら、このように描けるのか分かるような展示だそうですよ。
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