2017,06,30, Friday
ぼかしの引き染めで夏の薄いスカーフ染めをしました。着物地より薄い生地でも、張り手は着物と同じ。
麻縄でギュッと横に引き長く張って染めるのも同じですが、使う伸子針(しんしばり)が違います。
張り手のすぐ下に写っているのが、着物用の伸子針。
その下に移っている少し短く細い伸子針が、弱かったり幅が狭かったりする生地用の伸子。スカーフにはこちらを使いました。
伸子の使い方は着物を染める時と同じ。
生地が乾くに従い透明感が増し、下に置かれた染料バケツが透けて見えます。
今回使用した刷毛。三寸刷毛と丸刷毛、筆です。
染め上がりを作業用のフロアスタンドに掛けたところ。透き通って涼し気。
ピンクや緑、黄色など多色のぼかし染めは、普通の生地ではかなり派手になってしまいますが、このように透けていると、発色が抑えられるので上品な面白さがでると思います。
伸子針(しんしばり)には実は様々な長さがあります。
いずれ紹介していきたいと思います。
ぼかし屋の染め風景 | 10:10 PM | comments (x) | trackback (x)