2020,07,25, Saturday
当ブログではモナコ公国をテーマとした振袖製作の工程を順次ご紹介中です。この振袖は一般社団法人イマジンワンワールドが行っている着物プロジェクトのなかで、ぼかし屋が製作の機会をいただいたものです。
着物プロジェクトはオリンピック出場213の国と地域をテーマとした振袖を製作、発表を通じて教育事業や地域事業に役立てることを目的としています。
このプロジェクトと製作された振袖の紹介情報がいくつかあります。
☆ 現在、YouTubeですべての振袖を動画配信中
https://www.piow.jp
☆ 明日7月26日(日)朝7時からNHK総合「おはよう!日本」の報道でプロジェクトが紹介されます。
☆ 今年10月16日(金)~18日(日)
京都市京セラ美術館にてすべての振袖を展示(2階会場、入場無料)
YouTube配信動画のモナコ公国振袖の画像
隣の帯は(株)川島織物セルコンが製作なさったもので、薔薇と公国の紋章を織り出した豪華な作りです。赤と白のダイヤの模様は中世以来、公国を象徴する模様として使われているそうです。
これに因んで現在の国旗も上が赤、下が白の2色。
そういう訳で振袖も赤と白を基調とするご注文でした。
213着の振袖は日本各地で染織に携わる約200人以上によって作られました。今後、ご覧になる機会がありましたら、ぜひ本物に接していただけたらと思います。
友禅染かロウケツ染めが多いのですが、織りや、マリ共和国のような絞り染めもあります。とても美しい色彩の絞りのようなので、私もぜひ拝見したいと思っています。
さて、また来週から染め工程の紹介に戻ります。いよいよ(やっと?)色が出てきて、染物らしくなってきますよ。
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