総柄の帯地 糸目糊置き

 
総柄の帯地の染めの紹介、前回はまだ10月でした。
パソコンが不調となり急遽買い替えまして、機械音痴ながら家族の手助けを得て何とかデータを移転した新パソコンを使えるようになりました。
やっとたどり着いた次の工程は下絵を生地に写し取り、糸目糊置きへ進むこと。


友禅染用のトレース台を使っています。枠だけのテーブルの上を透明なアクリル板で覆ったものです。


実はこのトレース台は友禅の材料屋さんから買った後、DIYでカスタマイズしたものです。2022年12/18、12/22のブログで紹介しております。
上を覆うのは昔は当然のようにガラス板でしたが、今は上質のアクリル板が小売りされていて手に入りやすく(モノタロウでネット購入)、ガラスより軽くて持ち運びも楽、助かります。

下から照らす電灯も今はLED。白熱灯のような過熱の心配がないので安心です。
下書きに使う青い染料は後から過熱や水洗いで落ちてしまうものです。今回は紙青花ではなく新花を使いました。


下絵付けが済んだら次は糸目糊です。ゴム糸目糊を使って下絵をなぞっていきます。
筒の先端の口金の穴から細く糸状に糊を絞り出して模様にしていくわけです。


出来上がりました。次は地染めへ進みます。

ぼかし屋の染め風景 | 11:17 PM | comments (x) | trackback (x)

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