ハロウィン色の染め帯

 
季節のお便りをすべくハロウィンらしく並べてみました。



 中央の水彩画は自筆。実はしばらく前から月に一度水彩画を習っております。
手描き友禅の模様は、花々の写生をそのまま使えば綺麗な着物になる、わけではありません。あくまでも模様として形を整え配置も考える必要があります。
 それを言い訳にしてきたか、、見たままを描く練習が不足している気がして、
それに着物の模様向けの物ばかり描いている反省もあり、ここはひとつ絵の先生に与えられた画題を描く練習をしようと思い立ったわけです。
 この画題はカラスウリ。カサカサに渇いた葉っぱとウリのつるつるした鮮やかさがきれいな画題でした。ぼかし屋としてはどうしても背景はぼかし
 後ろに吊るした本物のカラスウリは先生が下さいました。
ご自身で採った江戸川区地場物だそうです。
こうしてみると染め帯の模様としてカラスウリも面白いかもしれませんね。
秋だけの帯になりますが。
カラスウリ柄ではありませんが、この色調と雰囲気に合う染め帯を写しました。


秋の色をテーマに錆朱に緑、茶を合わせてぼかし。

切箔模様
を散らした名古屋帯です。


追記:絵の前に写っているキノコは粘土細工です。
知人の作品で本物そっくりで面白く、いつも食器棚の中にいます。




季節の便り | 12:05 AM | comments (x) | trackback (x)

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