2022,06,30, Thursday
東京手描き友禅のバラ ハイブリッド・ティーぼかし屋のバラの作例
ハイブリッド・ティーを模様として東京手描き友禅で染めました。
バラ、薔薇は源氏物語にも登場する日本に古くからある花なので、四季花図といった画題に登場してきました。たいていは一重咲の小さな花で、牡丹や菊のように主役を張る花ではありませんでした。
現在のような花弁が幾重にも巻いた豪華なバラ(ハイブリッド・ティー)は園芸種として発達してきたそうです。
今回訪ねた京成バラ園はハイブリッド・ティーの発達に大きく貢献した育種家の鈴木省三氏が所長を務めたところで、さすがに素晴らしい大輪の花を楽しめました。
雨上がりの早めの時間だったので、水滴でバラがキラキラと!
「夕霧」という名前のプレートがついていました。
ピンクとベージュの間の微妙な色合いが日本風。
こちらは以前から見て観たかった「ピース」
第二次大戦中1944年にフランスで誕生し、翌1945年、サンフランシスコ講和条約締結の会場に飾られた大輪のバラ。平和の願いを込められたそうです。
黄色からピンクの色の淡い移ろいが綺麗な花で、花弁の程よい巻が上品でした。
古来の一重咲のバラもありましたよ。
遠目には山吹のよう。
でも近づくとさすがバラ。一重でも華やかですね。
京成バラ園は千葉県八千代市。
美味しいベーカリーや苗の販売コーナーもあります。機会があればぜひお訪ねください。
ぼかし屋の作品紹介 | 09:39 PM | comments (x) | trackback (x)