お知らせ

 

新しい年となりました。



昨年中は多くの皆様にお世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いもうしあげます。

新年早々なのですが、ぼかし屋からお送りした年賀状の一部で宛先面と挨拶面が配送中に剥がれてしまった事件が起こりました。接着処理が甘かったようで、郵便局から連絡があって分かったのです。
宛先だけの年賀状が届いた方がいらっしゃいましたら犯人はぼかし屋<(_ _)>、宮崎です。ご一報くださるようお願いいたします。失礼をお詫びしたいと思います。

さて毎年お花の飾り付けが楽しみな元日夜放送のウィーンフィル ニューイヤーコンサート。NHK Eテレで楽しみました。
今年のフラワーアレンジメントはとてもとてもシックでした。



クリーム色からオレンジ色までの同系色でまとめられていました。


アップになると蘭やバラなど豪華な顔ぶれですが、
遠目にはやさしくホールの金色になじんでいました。私好みでした(^^♪

今年は日本オーストリア修好150周年とのことで、楽友協会の資料室で特別展示をしているという案内も放送されました(行けませんが(^^;)
明治時代のお雇い外国人が帰国後にオーストリアに日本の楽曲を紹介した楽譜集


表紙の絵は今も昔もヨーロッパの方が好みそうな日本の文物。
今も変わらないところが面白いですね。

明治期に幸田延(こうだのぶ)さんという女性が楽友協会の音楽院に留学
した時の学生登録証
。真ん中に氏名が書かれています。


日本に戻ってから東京音楽学校を設立、山田幸作や滝廉太郎を教えた方だそうです。
パイオニアの中に女性もいたと思うと嬉しいですね!(^^)!


お知らせ | 10:52 PM | comments (x) | trackback (x)

少し前の朝日新聞記事です。



ニューヨークのメトロポリタン美術館で所蔵品のうち著作権の切れた美術品などを公共の財産、パブリックドメインとして誰でもいつでも見られるようにネットで公開しているというものです。
フェルメールやゴッホなどの作品のデジタル映像37万点以上を常時ホームページ上で公開していて、見せてくれる公開だけでなく、ダウンロードして印刷も自由に出来るのです。さっそく試してみました。

美術館名 Metropolitan Museum of Art ですぐにホームページにヒットします。
※(ホームページの図柄はどんどん更新されるようです)


右の隅にあるsearchをクリックしますと、
探したい情報を入力するボックスが出てきます。



鈴木其一」を探してみます。
一覧が出てきました。


一昨年東京に来た「朝顔」も見えますね。


芥子図」画像を選んで印刷してみました。


フェルメール」も探してみました。


新聞記事に取り上げられていた「水差しを持つ女」も出てきました。

なかなかの質で印刷出来ました。


画家の名前を横文字で入力する手間はあるものの絵が好きな人には朗報です。
大きく印刷してフレームに入れたり、壁に貼ったり、色々楽しめそう!(^^)!
ぜひお試しください。

ちなみに記事では公共財産に対する日本の美術館の対応の遅れも指摘されています。
東京国立博物館は所蔵品について、撮影は自由ですが、ネット公開はしていません
自由に撮影した写真が着物作りにどれほど役立つかを思えば、気軽に行ける距離に住んでいることを幸運と思いますが、本当は先人たちの遺してくれた財産による恩恵は、居住地に関わらず受けられるべきですよね。せっかくネットの時代なのですから。
ニューヨークで出来て東京に出来ないはずはありませんよね!


お知らせ | 11:04 PM | comments (x) | trackback (x)

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この週末は染芸展が開かれます。
浅草の雷様からもほど近く。お参りのついでがありましたら、お立ち寄りください。

会場の一角に友禅体験コーナーがございます。
色挿しして額絵になる一枚を染めます。お時間あったらこちらもぜひ。
お越しくださる場合はぼかし屋電話番号までお知らせください。



3月15日 追記

染芸展が無事終了いたしました。
体験コーナーなど、多くのお客様にご来場いただき
ありがとうございました。

お知らせ | 10:31 PM | comments (x) | trackback (x)
東京手描友禅の先輩方の「しゃれ帯展」に参加させていただいて数年経ちました。
早いもので今年も会期が近づきました。





染め帯だけの展覧会
で、会場は画廊。
絵画を見るように気軽にご覧になれます。お立ち寄りくだされば幸いです。
    (29,30両日会場におります)

参考までに、同じ表参道駅が最寄りの根津美術館では同時期、ちょっと変わった展覧会が開かれています。

ほとけを支える
―蓮華・霊獣・天部・邪鬼―

https://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html

仏教美術の勉強になりそうです。

お知らせ | 11:45 PM | comments (x) | trackback (x)
おかげ様で無事に染芸展が終了しました。
会場で撮影した自作です。






題名は「雨天」としましたが、
多くの方から「ほんと、雨ね」との言葉を頂戴しました。



染色工程は1/29のブログ「東京手描友禅、訪問着の染め風景」に載せました。

あじさいは好きなモチーフなので、これからも試していきたいと思います。

 友禅の体験コーナーではお客様と楽しいひと時を過ごしました。
筆に染料をつけ過ぎて糸目糊から色がはみ出し焦るお客様や、
ぼかしたハズが、くっきり色分けになって苦笑いするお客様や…
昨年お会いした方がまたお越しくださったり。
皆様ありがとうございました。
また来年に。

お知らせ | 01:50 PM | comments (x) | trackback (x)
 東京手描友禅の職人組合である東京都工芸染色協同組合が主催する
今年の染芸展が2月3日から始まります。




例年よりほぼ一か月早い時期ですが、会場は昨年と同じく浅草です。
雷様お参りと合わせてお立ちお寄りいただければ幸いです。



 私は講師として手描き友禅の色挿しを体験するコーナーに詰めております。
ご興味のある方は是非一度お試しください。

※ 友禅体験コーナー受付時間→ 10時~14時(初日だけ13時開始)

※ 当日申し込めますが、混雑の場合は順番をお待ちいただく場合があります。
     所用時間はだいたい1時間。(材料費込みの参加費は3500円)


昨年も大勢の方々に体験をお楽しみいただきました。
なかなか思うようにいかなかったり、アッという間にはみ出したり。
でもそれが良い思い出になります。
「毎年参加して、作品で染め額を作っているのよ」とおっしゃるお客様もいらっしゃいました。


お知らせ | 06:34 PM | comments (x) | trackback (x)
    謹賀新年



 昨年中は皆様に大変お世話になりました。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。




 このHP、ブログにはぼかし屋友禅あてのメール連絡票
    「お問い合わせ票」が付いております。
ぜひお読みいただいての感想、ご質問、各種ご指摘など、
お気軽な送信をお待ちいたします


 この年明けは色差し作業をしながらラジオで除夜の鐘を聞きました。
それでも毎年恒例、ウィーンフィル、ニューイヤーコンサートをテレビで楽しみました。


パイナップル↑

 毎年注目のお花の飾り付け。今年は、色調としてはシック。
実はかなり面白い取り合わせでした。
指揮者のグスターボ・デゥダメル氏がベネズエラの出身だからか、
中南米原産の蘭とアマリリスが多用されていて、おまけに、


パイナップル↑

パイナップルが飾られています(^^)/
よく見るとかなり多く使われていて、


           パイナップル↑

ほら、コンサートマスターの足元にもパイナップルが!!楽しいですね。
パイナップルと花々がよく溶け合っていて素敵です。
毎年このコンサートの花の飾り付けは友禅屋さんにとって参考になります。

 解説によれば、指揮のグスターボ・デゥダメル氏は35歳。ニューイヤーコンサート史上最年少。若々しい新しい試みのある選曲をしているそうです。

初選曲の中に懐かしい曲がありました。
フランスの作曲家、ワルトトイフェルのワルツ「スケートをする人々」です。
私を含め一定以上の年齢層では知名度が高く、曲もよく知られているはず。
小学校の音楽の教科書に、木琴などを使った合奏曲として載っていましたから。
小学生向けに短くやさしく編曲されていて、かなり長期にわたって教科書に載っていたようです。
題名は「スケーターズワルツ」だったと記憶しています。



この演奏で打楽器奏者が変わった鈴を鳴らしているのが写りました。
算盤のコマが鈴になっているような楽器。
枠を叩いて微妙な鈴の音を響かせていました。

懐かしい、小学校、と言えば、
昨年はなんと母校の東京都、東久留米市立第六小学校で、4年生たちの伝統工芸体験教室に講師として参加する機会がありました。
懐かしい校舎の中を、実にン十年ぶりに歩きました。


残念ながら写真は校舎だけ。
個人情報保護の観点から、講師として生徒さんと一緒の写真は撮影が許されませんでしたが、伸子針で怪我をしないかハラハラしつつも、楽しく生徒さんと過ごしました。

今年もいくつか体験教室のお役が回ってきそうです。
制作だけでなく、こちらも頑張ります。


お知らせ | 01:08 PM | comments (x) | trackback (x)
昨年同様、「しゃれ帯展」が開催されます。






今年のテーマが「ゲーム」です.。
前回ブログでご紹介した染め帯「なでしこジャパン」を展示予定です。
他に先輩方の楽しい染め帯がたくさん展示されます。
是非お立ち寄りください。
(ぼかし屋宮崎は10/1土曜日に会場当番で詰めております)

お知らせ | 09:16 PM | comments (x) | trackback (x)
東京都工芸染色協同組合による
「弟54回東京手描友禅 染芸展」が開催されます。

  会期   3月4日~3月6日、10時~16時半、ただし初日は13時から
  会場   都立産業貿易センター台東館5階
  アクセス 地下鉄、東武スカイツリーライン「浅草駅」



 友禅染の体験コーナー
3月5,6日の二日間 10時~14時

私は三日とも会場の主に友禅体験コーナーにおります。
お立ち寄りの節は、受付にてお呼び出しくだされば、展示作の見どころなどご案内いたします。
大先輩方の力作も展示されますので、どなたにも参考になることと思います。

 このところ染め風景を紹介してまいりましたのが、出品予定作です。

湯のしから戻って、真っすぐ綺麗になった表地に
最後の仕上げ作業をしているところ。


銀彩で鳳凰の羽根を飾ったり、菊の花弁にアクセントを付けたりいたしました。

渋く紺系の帯を合わせると落ち着いた大人向けに、
ピンク系の帯なら若いお嬢様向けの訪問着になります。



菊と鳳凰の組み合わせながら、あまり大仰でない柄行きを目指しました。
菊の中で鳳凰が遊んでいるような…。
地色を裾濃に染めて、着用時に映えるよう※振り違えで上半身にも模様付けいたしました。

着物の場合、模様があまり多いと礼装というよりお洒落着になっていきます。
紋付きの色無地や、留袖のように上半身に模様のないものが本来の礼装でした。
しかし、それでは淋しい、模様を楽しみたいというニーズがあって訪問着が発展しました。
 礼装らしい格式を残した上半身の柄付けとして、左の胸と前袖、右の後ろ肩と後ろ袖にだけ模様をいれることを「振り違え」と呼びます。付け下げなどですと、模様が袖だけ、または左胸だけという柄付けもあります。

お知らせ | 01:12 AM | comments (x) | trackback (x)
        謹賀新年

ぼかし屋の染め風景


      いつもの机で色挿し  染め上がり
        糸目友禅と無線描き  引き染め


 旧年中は多くの皆様に大変お世話になりました。
ご相談、ご用命くださったお客様方はもちろんのこと、
ブログの感想や質問をお寄せ下さった皆様、どうもありがとうございました。

色々相談させていただいた白生地屋さん、材料屋さんなどご担当の皆様、
仕立て屋さん、しみ抜き屋さん、東京手描友禅の先輩方、
本当にお世話になりました。

新しく迎えた2016年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
特にブログの感想や質問、大歓迎です。
ホームページの「お問い合わせフォーム」をご利用いただけます。
お待ちしてます。!(^^)!

 毎年恒例のウィーンフィル、ニューイヤーコンサートをテレビで楽しみました。
このコンサートは会場を彩る花の装飾が毎年工夫を凝らされ、聴くのも観るのも楽しみです。


       今回はウィーン少年合唱団も参加

 今年はオレンジ色とサーモンピンク、白で例年に比べ控え目な印象でした。



 花としては美しい取り合わせですが、会場全体で見ると、ホール自体の金色の装飾に花の色が溶け込んでしまい、例年の華やかさに欠けますね…。



 このコンサートは、昨年あった世界の出来事を
何らかの形で演出に反映させることでも知られています。
 もしかすると、昨年パリで起きたテロや、止まないシリアでの空爆などの
犠牲者を悼む趣旨で、このような飾り付けになったのかもしれません。
番組中の解説では、特に舞台演出に関する話題は出ませんでしたが…。

 今年の指揮者はマリス・ヤンソンス氏。スタンダードな演奏を大切にする方だそうです。後半は誰でもよく知るメロディーが続き、私のような素人には楽しい演目でした。
この番組は元日のライブ放送です。でも毎年録画して観るのは三日か四日。
ですから見終わると、お正月も過ぎ行く~(^^;)感を味わいます。

もうすぐ成人式。
お客様が心置きなく振袖を楽しめるよう、晴天でありますように!!

お知らせ | 11:39 AM | comments (x) | trackback (x)

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