2016,02,26, Friday
東京都工芸染色協同組合による「弟54回東京手描友禅 染芸展」が開催されます。
会期 3月4日~3月6日、10時~16時半、ただし初日は13時から
会場 都立産業貿易センター台東館5階
アクセス 地下鉄、東武スカイツリーライン「浅草駅」
友禅染の体験コーナー
3月5,6日の二日間 10時~14時
私は三日とも会場の主に友禅体験コーナーにおります。
お立ち寄りの節は、受付にてお呼び出しくだされば、展示作の見どころなどご案内いたします。
大先輩方の力作も展示されますので、どなたにも参考になることと思います。
このところ染め風景を紹介してまいりましたのが、出品予定作です。
湯のしから戻って、真っすぐ綺麗になった表地に
最後の仕上げ作業をしているところ。
銀彩で鳳凰の羽根を飾ったり、菊の花弁にアクセントを付けたりいたしました。
渋く紺系の帯を合わせると落ち着いた大人向けに、
ピンク系の帯なら若いお嬢様向けの訪問着になります。
菊と鳳凰の組み合わせながら、あまり大仰でない柄行きを目指しました。
菊の中で鳳凰が遊んでいるような…。
地色を裾濃に染めて、着用時に映えるよう※振り違えで上半身にも模様付けいたしました。
※着物の場合、模様があまり多いと礼装というよりお洒落着になっていきます。
紋付きの色無地や、留袖のように上半身に模様のないものが本来の礼装でした。
しかし、それでは淋しい、模様を楽しみたいというニーズがあって訪問着が発展しました。
礼装らしい格式を残した上半身の柄付けとして、左の胸と前袖、右の後ろ肩と後ろ袖にだけ模様をいれることを「振り違え」と呼びます。付け下げなどですと、模様が袖だけ、または左胸だけという柄付けもあります。
お知らせ | 01:12 AM | comments (x) | trackback (x)