2014,02,09, Sunday
東京手描き友禅、ぼかし屋友禅の作品例、小風呂敷手描き友禅では訪問着や振袖など着物だけでなく小物類の染めも行います。友禅の小物類といいますと風呂敷や半襟、帯揚げなどなど。
宮尾登美子さんの小説「序の舞」に、着物はもちろんのこと十二か月それぞれにちなんだ風呂敷まで誂え染めされていたという嫁入り道具についての描写があります。京都が舞台ですから京友禅でしょう。
金沢には加賀友禅の花嫁暖簾を誂える習慣があるそうです。
どちらもとても贅沢なことですね。
友禅は絹であればどんな生地にも染まるので風呂敷やスカーフ、半襟、帯揚げなども染めることが出来ますので、東京手描友禅でも着物以外の染めもよく見かけます。ぼかし屋でも機会があれば小物も染めております。
今回は小風呂敷の染めをした時のスナップ写真をご紹介いたします。
糸目糊 生地は鬼シボの縮緬
張り手に掛けた様子
色挿し 模様は桜の一枝
染め上がり アクセントに金彩をほどこしています。
※東京手描き友禅の染めの工程説明はぼかし屋友禅のホームページに詳しく掲載しております。「誂え染め、振袖」や「ぼかし屋の染めとは」をご覧下さい。
一月九日 本日朝のぼかし屋ベランダからの眺めには驚きました。東京は昨日から明け方まで記録的な大雪だったので外が雪景色なのは予想通りでしたが、なんとベランダ上の庇に屋根からせり出した雪が垂れ下がっていたのです。
長く東京湾岸地域に住んでいますが、これほどの雪は初めてです。
この部分が落雪した時はドスンッと重い音が響きました。落雪は本当に危険なのですね。
東京23区の積雪は27cmだったそうです。地球温暖化で暖かめの冬に慣れてしまい、このところの冷え込みには驚いています。皆様の所はいかがでしょうか。
ぼかし屋の作品紹介 | 09:25 PM | comments (x) | trackback (x)